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2022-09-14 20:49
(連載1)日本の「ユーラシア外交」:拡がれ世界の友好国
高畑 洋平
日本国際フォーラム上席研究員
「私は、日本外交は、冷戦後の国際関係の大きな転換の中で、こうしたアジア太平洋地域へ向けた外交の地平を大きく前進させなければならない、そして、新しい視点を創造するべき重要な時期に来ていると思うのであります。この視点を私は名付けて『ユーラシア外交』と表現したい。」
1997年7月24日、橋...
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2022-09-13 18:43
巨星墜つ、ゴルバチョフ氏死去
飯島 一孝
ジャーナリスト
旧ソ連大統領のミハイル・ゴルバチョフ氏が8月30日、病気のためモスクワで死去した。享年91。1980年代半ばに機能しなくなったソ連型社会主義を立て直す「ペレストロイカ」政策を推進。米国との冷戦状態を解消し、民主化を進めたが、1991年8月のクーデター未遂事件で失脚した。ゴルバチョフ氏はロシア南部の...
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2022-09-08 10:39
(連載2)「沖縄本土復帰50年」:日米地位協定を再考する
奥住 莉奈
JFIR 特任研究助手
その後、1996年には、日米合同委員会において航空機騒音規制措置に関する合意が承認され、「飛行場の場周経路は、できる限り学校、病院を含む人口稠密地域上空を避けるよう設定する」と明記された。また、前述の沖縄国際大学での墜落事故のあと、2007年8月には、日米合同委員会において、「普天間飛行場に係る場...
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2022-09-07 20:39
(連載1)「沖縄本土復帰50年」:日米地位協定を再考する
奥住 莉奈
JFIR 特任研究助手
本年令和4年に本土復帰50年を迎えた沖縄県で、琉球新報が5月15日に発刊した特別号が話題をよんだ。この特別号では、50年前の記事の1面を復刻させ、その見出しも50年前の記事と同様の「変わらぬ基地 続く苦悩」と付けて、現在も変わらない沖縄県の基地負担を訴えた。
筆者は1995年沖縄県那...
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2022-09-07 17:43
内閣改造、「女性」登用すれば多様性ということではない
伊藤 洋
山梨大学名誉教授
「性的少数者を差別したり、ジェンダー平等を否定したり、人権感覚が疑われる言動を繰り返す人物を、なぜ政府の職に就けたのか。『多様性の尊重』は口先だけで、差別を容認していると批判されても仕方あるまい。岸田首相の責任を厳しく問う」(2022/08/20朝日新聞「社説」)。岸田第二次改造内閣では、世上でい...
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2022-09-05 06:16
(連載2)プーチン後のロシアを考えよう
松井 啓
初代駐カザフスタン大使
ロシアは中国に比しGDPでも人口でも10分の1となっているので、これ以上弱体化して中国の弟分となって談合や共闘することは避けなければならない。日本はソ連時代でもシベリア開発、森林、石炭、石油、港湾建設、漁業など協力の実績があり、ロシアにとって広大なシベリア開発は中国よりも日本に期待するところが大き...
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2022-09-04 09:40
(連載1)プーチン後のロシアを考えよう
松井 啓
初代駐カザフスタン大使
8月30日ソ連邦最後の大統領であったゴルバチョフが91歳の生涯を閉じた。1991年にソ連邦が崩壊しエリツインが初代ロシア連邦大統領となり、2000年にプーチンに引き継がれ、それ以降今日までの22年の間、ロシアは実質的にプーチン大統領の統治下にある。プーチンは自らKGB(ソ連秘密警察)の要員となり東...
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2022-09-01 18:13
(連載3)問われる日本学術会議の世界観
篠田 英朗
東京外国語大学大学院教授
マルクス・レーニン主義的な世界観に立てば、キーウを首都とするウクライナ政府を支持している大多数の「ウクライナ人の視点」も、「先進国」によって作り出された「虚偽意識」に翻弄されているだけの存在とみなされるだろう。日本共産党は、マルクス・レーニン主義の世界観を保持している政党であるとみなされることを恐...
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2022-08-31 18:11
(連載2)問われる日本学術会議の世界観
篠田 英朗
東京外国語大学大学院教授
なぜこうなるのか。全体の趣旨の紹介文を見てみよう。
―――――――――――――
ウクライナ戦争は、現在、そして今後、どのような影響を世界や東アジアの秩序、日本の進路に影響を与えるのか。この問いに答えるためには、世界の多様な視線、考え方を踏まえなければならないだろう。先進国の視点だけ...
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2022-08-30 19:15
(連載1)問われる日本学術会議の世界観
篠田 英朗
東京外国語大学大学院教授
朝日新聞の読書欄「ひもとく」で、「戦争と平和:4 人々の息遣いを知り地政学へ」(2022年8月27日)と題して、ロシア・ウクライナ戦争に触発された読書案内を書かせていただいた。「自分自身の政治信条に根差した見解を主張する前に、まずは困難な境遇にあるウクライナの人々のことを理解したい」という書き出し...
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2022-08-26 18:55
(連載2)原発を拠点に使うロシアの懐具合
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト
軍人はひとたび命令があれば戦死することを覚悟して前線に赴くことを誓約して就く職業であるから、もちろん死んでよい命などはないとは言うものの侵略戦争などにおいては死んでも仕方がないと解釈される。一方「軍事関係者」という中には「非戦闘員」が含まれる。ウクライナの場合は、これに加えて自国の領土内で戦闘行為...
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2022-08-25 20:55
(連載1)原発を拠点に使うロシアの懐具合
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト
今年の2月24日にロシアのウクライナ侵攻が始まり、昨日でそれから半年になる。現状に関して、様々な感想が聞かれる。ゼレンスキーやウクライナが頑張っていることを称賛する内容のものや、ロシアのプーチン大統領に対する反戦の訴えの内容も少なくない。市井で政談が活発に行われる中で「意外とロシア軍って弱いのでは...
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2022-08-24 16:48
(連載2)日本政府は中台関係の「平和共存」に尽力せよ
加藤 成一
外交評論家(元弁護士)
軍事専門家の中には、中国軍にとっては、台湾はロシアと地続きのウクライナとは異なり、両岸百数十キロの台湾海峡という天然の障碍があるから、中国軍による台湾上陸作戦は容易ではないとの見方がある。しかし、台湾はウクライナに比べると面積が極めて狭く、人口も密集し、四方を海に囲まれ逃げ場がなく、中国軍による海...
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2022-08-23 18:30
(連載1)日本政府は中台関係の「平和共存」に尽力せよ
加藤 成一
外交評論家(元弁護士)
米国民主党ペロシ下院議長は8月2日台湾を訪問し、翌3日には台湾の蔡英文総統と会談した。ペロシ氏は会談で「台湾と世界の民主主義を守るための米国の決意は揺るがない」と述べ、蔡氏は「軍事威嚇に対して台湾は退くことなく、民主主義の防衛線を固く守り抜く」と応じた。ペロシ氏の訪台に対して、中国の王毅外相は談話...
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2022-08-22 08:35
対中外交は「強い姿勢」で当たれ
鍋嶋 敬三
評論家
ペロシ米下院議長の台湾訪問(2022年8月2~3日)は新たな「台湾危機」のきっかけに過ぎない。トランプ時代に激化した米中対立がバイデン政権でも対中圧力の強化、2022年に入ってロシアのウクライナ軍事侵攻以降、中露の対米連合戦線が進み、新たな世界の秩序構築をめぐる主導権争いが激化する一環だからである...
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2022-08-19 15:28
ウクライナ戦争、今秋以降の停戦交渉がヤマ場
飯島 一孝
ジャーナリスト
ロシアが2月下旬にウクライナに侵攻してから間もなく半年になる。ロシアは当初、短期決着を目指したが、ウクライナの思わぬ抵抗で戦線が拡大してきている。双方とも激戦が続き、体力が消耗しているとの見方が強い。そこで、これまでの経過を振り返りながら、今後の展開を探ってみた。
今回の戦闘開始のき...
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2022-08-18 19:57
(連載2)なぜダボス会議のキッシンジャー発言は誤解されたのか
篠田 英朗
東京外国語大学大学院教授
戦争の原因は、多岐にわたる。政治指導者の思想や人間性も大きな要素だし、紛争当事国の歪な国家構造も重大な戦争要因だ。ただし外部者が一番考えなければならないのは、国際システムのレベルでの紛争原因の改善である。それを考えることなしに、ただ「ウクライナ人よ、プーチンに騙されてくれ」と説得しようとしても、単...
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2022-08-17 15:42
(連載1)なぜダボス会議のキッシンジャー発言は誤解されたのか
篠田 英朗
東京外国語大学大学院教授
ロシア・ウクライナ戦争の行方について、防衛研究所の千々和泰明氏との対談とそれを補強する内容の記事、「ロシア・ウクライナ戦争『終結のシナリオ』と新しい『安全保障体制』構築の道筋(上・下)」(2022年7月23日)を『フォーサイト』さんに掲載していただいた。ここで説明されているのは私の「お土産論」(ロ...
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2022-08-09 19:42
(連載2)安倍銃撃事件に誰が引責するのか
袴田 茂樹
JFIR評議員/安全保障問題研究会会長/青山学院大学名誉教授
もちろん、現代においては職務の過失に関して命と引き換えに責任を取るということは有り得ない。今日、切腹に代るのは引責辞任である。職務の不手際を超えて、深刻な不祥事の場合、辞任が許されず解任となる場合もある。これは昔の処刑にあたるのだろうか。今回問題となるのは、しかるべき責任者たちの引責辞任である。直...
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2022-08-08 18:30
(連載1)安倍銃撃事件に誰が引責するのか
袴田 茂樹
JFIR評議員/安全保障問題研究会会長/青山学院大学名誉教授
7月8日の安倍晋三元首相の銃撃事件は、ロシアのウクライナへの軍事侵略事件に続いて、日本国民の「平和ボケ」ぶりを痛感させられた。事件の後、テレビその他のメディアで事件関連の状況を知り、私が唖然としたというか、最も強いショックを受けたことが2つある。
第1は、国家的人物いや世界的人物であ...
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