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2018-08-21 17:56
グローバル・フォーラムの「世界との対話」に参加して
四方 立夫
エコノミスト
7月31日のグローバル・フォーラム主催の「世界との対話:地経学から見る21世紀の世界と日本」に於いてBlackwill大使の講演を拝聴し、その著書"War by Other Means"を拝読した。その中で大使は”20 Policy Prescriptions”を提言しておられるが、中でも”Pas...
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2018-08-20 11:37
2020年の大統領選挙でトランプ大統領は誰と戦うのか
古村 治彦
愛知大学国際問題研究所客員研究員
今年の秋に中間選挙(連邦下院全議席、連邦上院3分の1の議席の改選)を控えていますが、これが終われば、2020年の米大統領選挙へと進んでいきます。こうしてみると、アメリカはいつも選挙ばかりという感じがしてきます。ですから世論調査というものが意味を持ってくるのでしょう。しかし、精密な世論調査といっても...
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2018-08-14 08:10
首相、「改憲」軸に政局運営へ
杉浦 正章
政治評論家
総裁3選後をにらんで、自民党総裁・安倍晋三が12日、憲法改正戦略を一層鮮明にした。改憲案の「次の国会提出」を明言したのだ。安倍の5年半を超えた政権では経済は長期にわたり景気を維持し、外交安保でも積極路線で日本の存在感を高めており、大きな失政もない。自民党内は3選で政権を継続させることに依存も少ない...
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2018-08-09 16:40
交通インフラ偏重の危うい「一帯一路構想」
倉西 雅子
政治学者
中国が国家戦略として「一帯一路構想」を打ち出し、多くの諸国がこの構想に靡くかのようにAIIBに参加した理由の一つには、アジアにおける旺盛なインフラ需要があります。アジア開発銀行の報告書に依れば、2016年から2030年までの間に3000兆円にも上る需要があるとされ、この数字を見れば、誰もがインフラ...
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2018-08-09 12:10
(連載2)米露ヘルシンキ会談でのトランプ大統領の危険な宥和
河村 洋
外交評論家
何よりも、トランプ氏が通訳以外に誰も同伴させずにプーチン氏と会談したことは非常に奇妙である。太ってたるんだ肉体の不動産屋上がりなど、筋肉質で引き締まった肉体の旧KGBエリートにはとても敵わぬことはホモ・サピエンスの常識である。チーム・アメリカになってはじめてチーム・ロシアと同等あるいはそれ以上に渡...
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2018-08-08 17:05
(連載1)米露ヘルシンキ会談でのトランプ大統領の危険な宥和
河村 洋
外交評論家
ドナルド・トランプ大統領の選挙チームが2016年の大統領選挙でクレムリンとの共謀が疑われていることもあってヘルシンキ首脳会談についてアメリカの外交政策の論客達と情報関係者が重大な懸念を抱いていたが、それは正しかったことが明らかになった。当初の予想通り、トランプ氏はロシアのウラジーミル・プーチン大統...
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2018-08-08 10:34
米の東南アジア外交巻き返しなるか?
鍋嶋 敬三
評論家
米国のD.トランプ政権が東南アジア外交の巻き返しに本腰を入れ始めた。東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議を軸とする各種会議でM.ポンペイオ国務長官が8月初め、インド太平洋戦略のため安全保障、経済での具体的な関与策を提示した。(1)インド太平洋の海洋を中心とする地域安全保障協力のため約3億ドル、...
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2018-08-07 10:55
(連載2)五輪マラソンは猛暑避け富士山麓走れ
中村 仁
元全国紙記者
東京5輪は、史上最多の33競技、339種目です。屋外でやる野球、サッカー、テニスなどは猛暑で中止か順延でしょうか。気象のことですから、予想は当てにできないにしても、年々、異常気象の猛威は強まっています。パラリンピックはどうでしょうか。今朝の新聞でも「世界猛暑、北極圏33度、米で熱波や火災」(読売)...
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2018-08-06 17:06
(連載1)五輪マラソンは猛暑避け富士山麓走れ
中村 仁
元全国紙記者
異常気象による猛暑、熱中症の死者の報道に連日接していると、2年後の東京五輪に重大な支障が出ないか心配になってきます。10月開催への変更を求める声も多く、「選手と観客に死のリスク」と、警鐘を鳴らす海外メディアもあります。今からでも再検討できる部分は変更したほういいと思います。スポーツ好きの友人が「N...
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2018-08-04 00:13
(連載2)「プーチンによる平和」が生まれる中東
六辻 彰二
横浜市立大学講師
これらを踏まえると、今回の決定は、イスラエルがシリア領内のイランやヒズボラを攻撃するために、ホワイトヘルメットを安全な場所に移した、と映らなくもない。ただし、このシナリオには大きな問題がある。イスラエルがシリア領内でイランへの攻撃を本格化させれば、ロシアとの衝突を覚悟しなければならない。ロシアはイ...
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2018-08-03 14:34
難航する憲法改正論議
船田 元
衆議院議員(自由民主党)
去る7月20日、延長された会期を後2日残して、通常国会は事実上閉幕した。終盤になって駆け込んできた法案の採決などで混乱したが、蓋を開けて見たら政府提出法案の成立率は、なんと94%に達していた。「モリカケ」問題をはじめ、政官の不祥事が次々と発覚したにもかかわらず、1ヶ月余の会期延長の効果が出たものと...
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2018-08-03 14:27
(連載1)「プーチンによる平和」が生まれる中東
六辻 彰二
横浜市立大学講師
7月16日のヘルシンキでの米ロ首脳会談をはさんで、発言が二転三転するトランプ大統領と対照的に、プーチン大統領は着実に歩を進めているようだ。アメリカ大統領選挙への介入と比べて、西側メディアでとりあげられる頻度がはるかに少ないシリア情勢でも、それはうかがえる。7月22日、イスラエル軍はシリア南部で人道活...
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2018-08-01 06:23
竹下派が“分裂総裁選”へ
杉浦 正章
政治評論家
自らの将来を思うと暗然とした気分にならざるを得ないのが元幹事長・石破茂だろう。依然として自民党総裁、すなわち首相への道は見えてこないと言わざるを得ないからだ。ジタバタすればするほど、先が見えなくなるのが石破の置かれた立場のように見える。それにもかかわらず参院竹下派が、たった21人とはいえ石破支持に...
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2018-07-31 16:01
西欧の価値観を破壊する中国マネーについて
山崎 正晴
危機管理コンサルタント
中国は、その強大な経済力で、世界の多くの途上国や先進国に豊かさをもたらしているが、その一方で、「自由」「平等」「人権」「隣人愛」など、西欧文明の基礎となっている価値観を破壊しつつあるように見える。中国新疆自治区に暮らす推定人口1000万とされる少数民族ウイグル族が、漢民族との同化をめざす中国共産党...
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2018-07-27 13:24
中国の統制経済強化は「いつか来た道」
四方 立夫
エコノミスト
中国経済が益々統制色を強めている。中国政府はリーマンショック後の翌年4兆元(約56兆円)の財政出動を行ったが、これがその後の中国経済減速の元凶となった。すなわち、国有企業の負債の増大、過剰投資による過剰設備、民営企業の買収「国進民退」、並びに国有銀行の資産の悪化をももたらし、市場の力を減少させるこ...
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2018-07-25 12:00
日欧、リベラルな国際秩序を主導
鍋嶋 敬三
評論家
日本と欧州連合(EU)は7月17日、世界最大規模の経済連携協定(EPA)に署名した。世界の国内総生産(GDP)の約4割、貿易量の約3割を占める先進国経済による巨大な自由貿易圏が誕生する。アジア太平洋地域の環太平洋経済連携協定(TPP11)も3月に署名、メキシコ、日本に続きシンガポールも国内手続を完...
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2018-07-25 07:18
石破の仕掛けは“無理筋”だ
杉浦 正章
政治評論家
オリンピックの始祖クーベルタンではないが、元自民党幹事長石破茂も「参加することに意義がある」のか。9月7日告示、20日投開票予定の総裁選が岸田文雄の不出馬宣言で、自民党総裁・安倍晋三と石破の一騎打ちとなる。一騎打ちと言っても、国会議員票はもちろん地方議員票も大勢は安倍支持であり、石破が大逆転を起こ...
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2018-07-24 16:03
我が国の医療制度が抱える矛盾とは
中村 仁
元全国紙記者
横浜市の大口病院で起きた連続中毒死事件は、殺人容疑で逮捕した1人の看護師にすべてを押し付け、終わりにしてはならないと思います。2年前の事件発生当時、2か月で48人の患者が亡くなっているとの情報が飛び交いました。当然、不自然に思うべき院長は、何を感じ、何をしようとしたのか、その責任はどうなるのかです...
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2018-07-24 12:14
「平成30年7月豪雨」災害を受けて
船田 元
衆議院議員(自由民主党)
去る7月5日から8日にかけて、西日本の広い範囲で50年に一度、いや未だかつて経験したことのないほどの豪雨が降り続き、200名を超える犠牲者と60名を超える行方不明者を出してしまった。また全国で6000名ほどが避難生活を強いられており、心からお悔やみとお見舞いを申し上げなければならない。自衛隊の災害...
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2018-07-20 17:45
我が国の災害報道はどうあるべきか
赤峰 和彦
自営業
大規模な自然災害や大事件が発生した場合、メディアはここぞとばかり取材陣を派遣し被害状況を報道しますが、その内容には首を傾げるものが多くあります。報道従事者の内面に、災害や事件で悲しむ人たちの姿が絵になる、という感情があるのではないでしょうか。メディアの最たる問題として、不満を抱える被災者を見つけ出...
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