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2011-04-14 21:30
電力供給体制の見直しも含めた議論を
河村 洋
NGOニュー・グローバル・アメリカ代表
4月11日付けの拙投稿「原子力平和利用の廃止が核不拡散に及ぼす悪影響」に対する同日付けの平林博様のコメント「原発は必要だが、その安全性の万全を期するためには」に謝意を表したいと思います。事実確認についてのご指摘ありがとうございました。
「百花斉放」と「議論百出」の双方で、再生可能エネルギーの開発を主張する投稿が多く見られました。私も、自然エネルギーの開発それ自体に異論はありません。しかし、自然エネルギーを原子力に対抗できるほどの電力源とするためには、現行の電力供給体制を見直す必要があると思われます。すなわち、独占・寡占企業が大規模で中央集権化した発電所から行なう電力供給を、中小企業も参入して、企業や地域社会などが自家発電機による分散型の電力供給体制に変える必要があるということです。
独占体制だった電信・電話分野で民営化のための改革が可能であったのなら、電力分野で同じような改革がなされても不思議ではありません。電力供給体制を分散化できるなら、再生可能エネルギーの可能性ももっと活用できると思われます。ただし、それでも自然エネルギーが原子力に取って代わることは難しいでしょう。
以上の観点から、拙投稿が原子力利用の議論を深めるうえで何らかの役に立てばと願っています。エネルギー政策のみならず、核不拡散に至るまで、我々の住む世界は、原発の存在を前提に成り立っています。その現実を直視することなしには、いかなる解決策も不毛でしょう。
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投稿履歴
原子力平和利用の廃止が核不拡散に及ぼす悪影響
河村 洋 2011-04-11 13:05
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電力供給体制の見直しも含めた議論を
河村 洋 2011-04-14 21:30
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エネルギー全体の利用体制の見直しも必要
現田 実 2011-04-16 23:34
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