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2010-10-20 12:58

リトビネンコ追悼ビデオ上映+討論会のご案内

菊池 誉名  日本国際フォーラム研究員補
皆様へ

                       2010年10月20日
                         日本国際フォーラム
               チェチェン問題研究会事務局(菊池誉名)


  アレクサンドル・リトビネンコ追悼ビデオ上映+討論会

~「リトビネンコの想い出」と
 「チェチェン、コーカサスの今」そして
 「グローバル・テロ、国家テロとローカル・レジスタンス」~

         のご案内

 ロシアでは、チェチェン問題でプーチン政権に批判的であったジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤ氏、元FSB(ロシア連邦保安庁)将校のアレクサンドル・リトビネンコ氏が2006年に暗殺され、その後も、政治家、ジャーナリスト、人権活動家などの誘拐および殺害事件が相次いでいます。一説には、これらの事件はロシアの秘密警察による「国家テロ」であるとも言われていますが、果たして実態はどうなのか。そのような問題意識をもって、日本国際フォーラム・チェチェン問題研究会[注]は、「チェチェンの子どもたち日本委員会」との共催、「チェチェン連絡会議」の後援を得て、きたる11月23日(火)につぎの要領で「リトビネンコ追悼ビデオ上映+討論会」を開催します。

日時:11月23日(火)
 開場: 13:15
 第1部 13:30~15:00 「リトビネンコ追悼」ビデオ上映会
 第2部 15:10〜16:30 鼎談「グローバル・テロとローカル・レジスタンスを巡って」
会場:文京区シビックセンター4Fシルバーホール(文京区春日1-6-21)
交通:東京メトロ丸の内線・南北線後楽園駅徒歩1分
    都営地下鉄三田線・大江戸線春日駅徒歩1分
    JR総武線水道橋駅徒歩8分
参加費:1000円

 第1部では2つの映像が上映されます。1本目は、暗殺されるまでプーチン政権のコーカサスにおける悪事を告発していた元FSB将校のアレクサンドル・リトビネンコ氏を描いたオランダ公共放送のテレビ・ドキュメンタリー「追悼!アレクサンドル・リトビネンコ」、2本目は、生前のリトビネンコ氏と親交があり、先月150日間におよぶアフガニスタンでの拘束から解放されたばかりのフリージャーナリストの常岡浩介氏による、同氏へのインタビュー・ビデオ「ロシアにおける政治的暗殺について」です。

 続く第2部では、当フォーラム・チェチェン問題研究会の伊藤憲一代表と、上記常岡浩介氏、さらに岡田一男「チェチェンの子どもたち日本委員会」代表の3名の論客による鼎談「グローバル・テロとローカル・レジスタンスを巡って」を開催いたします。なお、事前の出席申込みは不要ですが、会場の都合上先着100名様限定となりますので、あらかじめご了承下さい。

[注]  「チェチェン問題研究会」は、1996年4月にワリド・シシャニ・チェチェン共和国アジア巡回大使が来日したのをきっかけとして、日本国際フォーラム内に設立された。本研究会は、同年12月チェチェン共和国よりヌハーエフ第一副首相を団長、チマーエフ外相を副団長とする使節団一行11名を日本に招いた。また、2002年11月には緊急報告会「モスクワ人質事件はなぜ起こったか?」、2003年11月には上記ヌハーエフ氏を描いたオランダのドキュメンタリー映画「新帝国の創生」上映会、そして2006年10月には、その5日前に殺害されたロシア人反体制ジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤを追悼する緊急集会を、それぞれ東京で(他団体と)共催した。さらに、2010年6月には、「チェチェンの子供たち日本委員会」との共催で、チェチェン問題公開ディベート「テロと暗殺のはざまで:世代の壁は越えられるのか?コーカサスに平和を実現するために」を、開催した。
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