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2010-06-02 17:41
チェチェン問題「公開ディベート」開催のお知らせ
菊池 誉名
日本国際フォーラム研究員補
皆様へ
2010年6月2日
日本国際フォーラム
事務局(菊池誉名)
チェチェン問題公開ディベート「テロと暗殺のはざまで:世代の壁は越えられるのか?コーカサスに平和を実現するために」開催のお知らせ
ロシア政府は昨年4月に「チェチェン共和国での対テロ作戦を終了し、チェチェン情勢は沈静化した」との公式見解を示していましたが、本年3月29日にモスクワで発生した地下鉄爆破事件は、そのような公式見解とは異なり、チェチェンをはじめとするロシア南部のイスラム系住民のロシアへの反発が依然強いことを示しています。
このたび、日本国際フォーラム・チェチェン問題研究会[注]は、下記の要領で「チェチェンの子どもたち日本委員会」との共催により、チェチェン問題公開ディベート「テロと暗殺のはざまで:世代の壁は越えられるのか?コーカサスに平和を実現するために」を開催いたします。この「公開ディベート」では、1960年代にモスクワに留学して以来、旧ソ連地域における市民や民族の抑圧をつぶさに観察している岡田一男「チェチェンの子どもたち日本委員会」代表と、2008年までモスクワ国立大学で国際政治学を学び、その後ロシア政府から入国を拒否されながら、チェチェン難民問題や、コーカサス平和構築問題をフォローしている菊池由希子氏とが、互いの世代のチェチェン問題観をめぐる主張をぶつけ合い、その中でコーカサス地域の平和の実現のために日本が何をすべきか等について考えます。なお、予約は不要ですが、会場の都合上先着70名様限定ですので、その点あらかじめご了承下さい。
[注] 「チェチェン問題研究会」は、1996年4月にワリド・シシャニ・チェチェン共和国アジア巡回大使が来日したのをきっかけとして、日本国際フォーラム内に設立された。本研究会は、同年12月チェチェン共和国よりヌハーエフ第一副首相を団長、チマーエフ外相を副団長とする使節団一行11名を日本に招いた。また、2002年11月には緊急報告会「モスクワ人質事件はなぜ起こったか?」、2003年11月には上記ヌハーエフ氏を描いたオランダのドキュメンタリー映画「新帝国の創生」上映会、そして2006年10月には、その5日前に殺害されたロシア人反体制ジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤを追悼する緊急集会を、それぞれ東京で(他団体と)共催した。
記
日時:6月12日(土曜日)18:30~21:00(18:00開場)
会場:文京区シビックセンター5F会議室C
交通:地下鉄後楽園・春日駅の真上
参加費:1000円
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