ホーム
新規
投稿
検索
検索
お問合わせ
本文を修正後、投稿パスワードを入力し、「確認画面を表示する」ボタンをクリックして下さい。
2013-12-16 00:00
オバマ大統領のイラン訪問は実現するか
川上 高司
拓殖大学教授
イランとの関係が改善のステップを上り始めた。9月の国連総会では直接あいさつを交わすことを世界が期待していただけだったが、関係の改善が見え始めると、期待も大きくなる。世界が今期待していることは、オバマ大統領のイラン訪問である。
前アハマデネジャド大統領は前ブッシュ大統領をテヘラン大学へ招待したが、当然ながら前ブッシュ大統領は断った。今、ロハニ大統領がオバマ大統領を招待すれば、オバマ大統領はどうするか。アメリカの外交政策の専門家たちは「大統領はおそらくイエスというだろう」と期待を込める。そうなれば、1979年以来の外交の断絶は一気に友好へと転換する。そしてその期待が現実味を帯びているのである。
ロハニ大統領はオバマ大統領の招待について、「アメリカとの関係は複雑で問題が一気に解決するものではない。だが、可能性はある」と慎重だが前向きな姿勢を示した。アメリカ議会では対イラン強硬派やネオコンの影響力がいまだに根強い。イスラエルとの関係も無視できない。そのためオバマ大統領も対イラン外交は慎重にならざるを得ないが、機会があれば必ずイランを訪れるに違いない。
ロハニ大統領就任後わずか100日ほどでイランへの制裁が緩和され6カ国協議が継続されている現実は、間違いなく両国の指導者の功績だろう。今後の展開に期待したい。
投稿パスワード
本人確認のため投稿時のパスワードを入力して下さい。
パスワードをお忘れの方は
こちら
からお問い合わせください
確認画面を表示する
記事一覧へ戻る
公益財団法人
日本国際フォーラム