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2006-06-12 00:00
連載投稿(3)そろそろ日中双方が冷静に歴史に向き合うときです
山崎養世
シンクタンク代表
日本人にとって問題なのは、過去の全ての中国の歴史問題の責任は日本にあるかのごとき宣伝を、中国政府が1995年あたりから繰り広げたことです。改革開放政策で広がる格差の問題から目をそらすかのようでした。それに反発するかのように小泉首相は靖国参拝を続け、石原都知事からNo.1ハードライナーとしてのお株を奪い、人気を高めました。しかし、そろそろ日中双方が冷静に歴史に向き合うときでしょう。日本は、中国に対して毛沢東時代の歴史を正しく自国の歴史教科書に書くように要求すべきでしょう。『マオ』の中国内の出版も求めるべきです。
櫻井さんにどこか似てたおやかなユン・チアンさんを招いて、国際シンポジウムを開くのもいいかもしれません。そして、世界に開かれた歴史の検証を提唱してはどうでしょうか。日中のみならず、ロシア(ソ連時代も)、イギリス、フランス、南北朝鮮、アメリカといった中国に深いかかわりを持った各国の歴史を検証すれば、アジアの歴史と過去の過ちへの共通理解が深まるでしょう。命がけで毛沢東から民衆の生活を守ろうとした劉少奇やトウ小平の後継者であるはずのいまの中国指導部も、歴史の事実を受け入れる勇気を持つときでしょう。
その上で、日本は中韓両国そのほかのアジアを侵略した自らの過ちについて再度謝罪するとともに、中国と朝鮮半島に対して、言論の自由と情報公開を強く求め、世界の世論と相手国の民衆からの支持を獲得すべきでしょう。(つづく)
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