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2009-06-03 00:00
(連載)年金への信頼を取り戻すために(2)
古川 元久
衆議院議員(民主党)
新制度の制度設計にあたっては、多様な生き方が存在する社会と老後の安心を求める国民の要請に合った形とすることが必要です。すなわち職業によって違いがなく、一定額の年金はすべての人に保障される仕組みでなければなりません。こうした観点に立ち、私たち民主党が提案しているのが、所得に応じて保険料を納め、納めた保険料に応じて年金給付を受ける所得比例年金と全額税金でまかなわれる最低保障年金を組み合わせた全国民共通の新しい年金制度です。
長期にわたる制度である年金制度のフルモデル・チェンジは、超党派の合意で行われるべきです。これまで行われた与野党協議がうまくいかなかったのは、フルモデル・チェンジを行うという点でまず合意がなかったからです。政権交代が実現した暁には、私たちは年金制度のフルモデル・チェンジを前提とした与野党協議の場を作りたいと思います。
この場で私たちは新制度の形として民主党案を提案しますが、全国民共通、税による最低保障、という基本線が維持されるならば、詳細な制度設計については、与野党の合意が得られる形に柔軟に対応していきます。その一例が昨年末に私も含め、自民・民主の有志議員で提案した新しい年金制度です。政権交代は、こうした建設的な議論がようやく政治の場でスタートする第一歩となるのです。(おわり)
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