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2006-04-18 00:00
対中関係をマルチで考える
塚崎 公義
久留米大学助教授
バイの対中関係を改善する努力が必要であることは言うまでもない。しかし、アジアにおける中国の覇権を阻止するための味方作りも同様に重要である。
第一に、米国の世界戦略の中で考えた場合に、仮にも対中重視のジャパン・パッシング的な動きを再来させてはならない。
第二に、アジア地域の先進国・地域が結束する必要がある。「途上国を含めたアジア共同体構想」は時間がかかるという理由で、「比較的発展した国と地域だけがサブグループとして先行しよう」ということである。経済外交は好き嫌いよりも利害で動き易いので、早急に関係国間で利害関係の認識を共有したい。
第三に、援助を戦略的に使う必要がある。援助の割振りに際し、将来日本の味方になってくれそうか否かを考慮するということである。
こうした努力は日中関係を悪化させるどころか、日中交渉における日本のバーゲニングパワーを増し、交渉を進展させる力ともなり得るだろう。
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