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2010-01-31 23:39

テロとの戦いでイエメンは重要

伊藤 嘉彦  修士課程在籍
 1月28日にロンドンで開催された「アフガニスタンに関する国際会議」によってすっかり影が薄くなってしまった感がありますが、前日の27日に「イエメンに関する国際会議」が開催され、日本からは福山外務副大臣が出席されました。

 イエメンでは、政府軍がテロ組織「アラビア半島のアル・カーイダ」(AQAP)の掃討作戦を行っております。一方で昨年12月25日におきたノースウエスト航空機爆破未遂事件の容疑者は、イエメンのイスラム系武装組織とのつながりが疑われておりイエメン情勢はまだまだ予断を許しません。このような状況において「イエメンに関する国際会議」では、イエメンがテロの温床とならぬよう国際社会が一致して支援していくことが確認されました。

 日本国政府は巡視艇の供与、警察部門に関係する支援そして財政支援を表明しています。これら支援策の詳細は、2月27、28日にリヤドで開催されるイエメン支援国会合でさらに話合われます。巡視艇供与、警察部門への支援も非常に重要ですが、アフガニスタン会議でも提唱された、テロ組織から転向した人に仕事を与えて、生活を安定させ、テロ組織との決別を促進するプランをイエメンでも行うこと提案し、このようなプランに対して積極的に財政援助を行っていただきたいです。

 日本においてイエメン情勢はまだ、それほど耳目を集めていないかもしれませんが、アメリカ・ヨーロッパ諸国は同地の安定がテロ拡散を防ぐために非常に重要だと考えています。イエメンを支援する意味をしっかりと確認した上で、日本もテロとの戦いにおける役割を果たしていただきたいです。このような支援形態は現政権にも受け入れやすいものではないでしょうか。
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