活 動
調査研究活動
当フォーラムは外交・国際問題で特に注目すべきテーマにつき、「研究室活動」の枠を超えた原則として期間無期限の研究プロジェクトを企画して、研究を行うと共に、その成果を世に問うている。
(1996年4月~)
1996年4月にワリド・シシャニ・チェチェン共和国アジア巡回大使が来日したのをきっかけとして、同年11月6日に当フォーラム内に「チェチェン問題研究会」が設立された。
同研究会は、同年12月チェチェン共和国よりヌハーエフ第一副首相を団長、チマーエフ外相を副団長とする使節団一行11名を日本に招いた。また、2002年11月には緊急報告会「モスクワ人質事件はなぜ起こったか?」、2003年11月には上記ヌハーエフ氏を描いたオランダのドキュメンタリー映画「新帝国の創生」上映会をそれぞれ開催した。また、2006年10月には、その5日前に殺害されたロシア人反体制ジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤを追悼する緊急集会を他の8団体との共催で東京で開催した。さらに、2010年6月には、日本国際フォーラム・チェチェン問題研究会と「チェチェンの子供たち日本委員会」との共催で、チェチェン問題公開ディベート「テロと暗殺のはざまで 世代の壁は越えられるのか?コーカサスに平和を実現するために」を、開催した。
チェチェン問題公開ディベートメモ(2010年6月12日)
(2001年4月~)
政府の対露政策のぶれに危機感を高めた緊急提言委員会は、2001年4月9日同委員会の傘下に「対露政策を考える会」(末次一郎座長)を設置して、議論を重ね、同年6月29日「日本は二島先行返還論にこれ以上拘わるべきでなく、あくまでも東京宣言を原点として四島の帰属問題を解決せよ」との「対露政策に関する緊急アピール」を発表した。
その後、袴田茂樹座長のもとで、同会は2004年2月13日、緊急提言委員会より独立し、「特別研究プロジェクト」の一つとなった。
(2003年9月~)
東アジア研究所連合(The Network of East Asian Think-tanks/NEAT)は、ASEAN+3首脳会議の決定を受けて設立された、政府公認のシンクタンクのネットワークであり、ASEAN加盟10カ国と日中韓を合わせた13カ国の知的人材を動員して、東アジア地域協力に知的支援を与えることを目的としている。NEATは年に一度総会を開催しているが、その年次総会で採択される政策提言は「ASEAN+3」首脳会議に提出され、留意される。NEATにおいては、各国政府によって指定された「国別代表(カントリー・コーディネーター)」が国内の調整作業と対外的なコミュニケーションの円滑化に当たることとされており、当フォーラムは、日本政府から日本の「国別代表(カントリー・コーディネーター)」 に指定されている。当フォーラムは、これまでNEATの設立総会(北京、2003年9月)、第2回年次総会(バンコク、2004年8月)に代表団を派遣したほか、2005年8月21-23日にはその第3回年次総会を東京で主催した。その後も、第4回年次総会(クアラルンプール、2006年8月)、第5回年次総会(シンガポール、2007年8月)、第6回年次総会(バリ、2008年8月)、第7回年次総会(ソウル、2009年8-9月)、第8回年次総会(マニラ、2010年8月)、第9回年次総会(ベトナム・ダナン、2011年8月)、第10回年次総会(北京、2012年8月)と、毎年代表団を派遣している。
【作業部会(WG)】
2005年に東京で開催された第3回年次総会以降は、総会開催前にいくつかのテーマに基づく作業部会(WG)が組織され、これにより、NEAT参加国の専門家からなるグループがテーマごとに作業部会において議論を重ね、その成果が年次総会での政策提言に反映されるようになった。これまでに日本が主催を引き受けたWGは、各年次総会について次の通りであった。
2011年 第9回NEAT年次総会(ベトナム・ダナン)
・「東アジア防災協力」WG(岡﨑健二主査)
2010年 第8回NEAT年次総会(マニラ)
・「東アジア防災協力」WG(岡﨑健二主査)
・「東アジア食料安全保障」WG(大賀圭司主査)
2009年 第7回NEAT年次総会(ソウル)
・「東アジア環境協力」WG(シンガポールと共催・廣野良吉主査)
・「東アジア食料安全保障」WG(大賀圭司主査)
2008年 第6回NEAT年次総会(バリ)
・「東アジア環境協力」WG(シンガポールと共催・廣野良吉主査)
2007年 第5回NEAT年次総会(シンガポール)
・「東アジア共同体構築の全体構造」WG(白石隆主査)
2006年 第4回NEAT年次総会(クアラルンプール)
・ 「東アジア共同体構築の全体構造」WG(白石隆主査)
・ 「域内為替相場の安定と東アジアにおける金融危機の予防」WG(浅見唯弘主査)
・ 「東アジアにおける貿易―直接投資―技術」WG(吉冨勝主査)
2005年 第3回NEAT年次総会(東京)
・ 「東アジア共同体構築の全体構造」WG(田中明彦主査)
・ 「国際収支不均衡の解決を通じた東アジア経済統合の促進」WG(吉冨勝主査)
(2003年12月~)
東アジア・フォーラム(The East Asian Forum/EAF)は、ASEAN+3首脳会議の決定を受けて設立された国際組織であるが、上述のNEATが東アジア13カ国のシンクタンクをネットワークでつなぎ、東アジア地域統合、さらには「東アジア共同体」を推進する知恵袋になろうとしているのに対して、東アジア・フォーラムは、東アジア13カ国の産・官・学の代表者を集めて、1・5トラックという半官半民の立場から、東アジア地域統合の動きに対して知的支援を提供しようとするものである。わが国からは、産・官・学の各界を代表する団員からなる日本代表団が毎回出席しており、東アジア地域の協力関係のあり方について関係国と議論を行っている。EAFにおいては、各国政府によって指定された「国内調整窓口(ナショナル・フォーカル・ポイント)」が国内の調整作業と対外的なコミュニケーションの円滑化に当たることとされており、当フォーラムは日本政府から日本の「国内調整窓口(ナショナル・フォーカル・ポイント)」に指定されている。
- 日米共同『海賊対策』研究(2009年4月~2010年8月)
- 国家戦略研究会(2008年4月~2009年3月)
- 日米韓三国調整グループ(TCOG)プロジェクト(2004年1月~2005年11月)
- アジアの中の日本研究会(2002年4月~2004年3月)
- 日米安全保障共同体(2001年12月~2005年12月)
- 日米国際金融シンポジウム(2000年9月~2003年5月)
- 国際貢献研究会(1998年10月~2007年4月)
- 海洋国家セミナー(1998年5月~2002年1月)
- 原子力環境外交研究会(1995年6月~2002年7月)
- 大戦略研究会(1997年4月~1998年7月)
- 予防外交国際研究グループ(1996年6月~1999年8月)
- 21世紀セミナー(1994年9月~1999年8月)